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 第7章  寸法公差
 図面に記入された寸法は基準寸法と呼ばれますが、
 実際の製作では基準寸法ぴったりに製作することは難しく誤差を避けることはできません。
 そこで、どの程度まで基準寸法からの誤差を許容できるかを示すのが、許容寸法です。

 許容寸法では「最大許容寸法と最小許容寸法の差」である「
寸法公差」を記入します。
  
 寸法公差の記入方法

(1)下図の基準寸法に寸法許容差を追加します。

    

(2)基準寸法の後ろに、寸法許容差を記入します。

 
  [許容差の位置合わせ] -> [小数点]

 
  [許容差表示] -> [上下]
  [許容差のマイナス値] -> [0.2]
  [許容差のプラス値] -> [0.1]

 ③
  [許容差の文字高さ] -> [05]

 

(2)一方の寸法許容差が<0>の場合は、数字の<0>で示します。

 

(3)上下の寸法許容差が対称のときは、数値の前に<±>の記号を付けます。
 [許容差のマイナス値]と[許容差のプラス値]を同じ値にします。

 

(4)許容限界を最大許容寸法と最小許容寸法で示すことができます。
 下図の寸法は<100.01¥P99.98>と入力します。