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 第10章  [e-トランスミット]
 [e-トランスミット]は元になる図面に含まれる外部参照図や印刷スタイルテーブル等を自動的に収集して、1つのZIPファイル(圧縮ファイル)にするコマンドです。

(1)下図の[機械図A.dwg]には、元になる[機械図.dwg]に外部参照図として
 [Part1.dwg]と[Part2.dwg]の2つの図が外部参照として挿入されています。
 外部参照で挿入された図は薄く表示されています。

 

①元になる図[機械図.dwg]

 

②外部参照図[Part1.dwg]

 

③外部参照図[Part2.dwg]

 

(2)[機械図A]を表示した状態で、[アプリケーション ボタン]→[パブリッシュ]→[e-トランスミット」を選択します。

 

(3)[転送パッケージを作成]ダイアログの[ファイル ツリー]内には、
 元図に含まれている外部参照図が表示されています。
 右下の[転送セットアップ]を選びます。

 

(4)[転送セットアップ]から[新規作成]を選びます。

 

(5)[新しい転送セットアップ名]を入力します。
 ここでは[mach]の名にして、[続ける]のボタンを押します。

 

(6)表示される[転送セットアップを修正]のダイアログを確認します。
 [転送パッケージの種類]や[ファイル形式]、[転送ファイル名]などの変更が可能です。
 確認が終わると、[OK]ボタンを押します。

 

(7)[転送セットアップ]の画面に戻りますから、[閉じる]のボタンを押します。

 

(8)[転送パッケージを作成]ダイアログの[ファイル ツリー]タブには、
 このパッケージに含まれる元図と外部参照図が表示されています。

 

(9)[転送パッケージを作成]ダイアログの[ファイル リスト]タブには、
 このパッケージに含まれる図面情報が表示されています。
 [OK]ボタンを押して、転送パッケージを作成します。

 

(10)[ZIP ファイルを指定]ダイアログが表示されます。
 保存するフォルダとファイル名を確認して、[保存]ボタンを押します。

 

(11)指定したフォルダに[mach.zip]が保存されていることが判ります。

 

(12)[mach.zip]を開いて見ると、図面名の他に[機械図A]という名のテキストファイルがあります。

 

(13)テキストファイルの[機械図A]を開いて見ると、作成した転送パッケージの情報が記録されています。